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味噌汁の常温日持ちは何時間一日一晩はOK?

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家族の人数分作っても、うまく食べ切るのが難しい味噌汁ですが、逆に涼しい時期は、常温で日持ちするだろうと、夕飯の分までまとめて作る事もけっこうあるものです。

さまざまな理由で、鍋に入れたまま置いてしまう味噌汁ですが、常温保存は、一年を通してなるべくやめた方が良いことが分かりました。

見た目には分かりづらい味噌汁の日持ちですが、常温保存がどうしていけないのか、詳しくご説明します。
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味噌汁の常温で日持ちする目安は?

そもそも、味噌汁を常温で保存する場合の「常温」はどの位の温度を言うのでしょうか?

最近の住宅は性能が良いので室温は安定しており、夏場でしたら25℃から30℃を超えるくらい、その他の季節では、お住まいの地域で多少前後するでしょうが、エアコンの普及もあり15℃から25℃が平均と言えます。

一方、食中毒を起こす細菌の多くは、20℃から50℃で活発に増える事が分かっており、室温と比べると、どの時期であってもほぼ当てはまってしまう事になります。味噌汁がいつ腐ってもおかしくありません。

さらに、サルモネラ菌やカンピロバクター・黄色ブドウ球菌などの食中毒菌は、高温だけでなく多湿を好みます。湿度の高い日本では、いつも用心しなければいけないでしょう。

また味噌汁に、デンプンを多く含むじゃがいもなどの傷みやすい具が入っている場合、それが細菌のエサになりかねません。余計に腐りやすくなりますので、一層気をつけたいものです。

これらの事から、年間を通して味噌汁の常温保存はやめたほうが良いでしょう。

味噌汁の常温は何時間が目安?

特に高温では細菌性の食中毒に注意し、常温保存は厳しいという事が分かりました。

でも実際は、作った味噌汁を、家族がバラバラの時間に飲んだりするという事もあるでしょう。そんな時、その都度冷蔵庫に入れるのも大変です。常温保存できる目安を知りたいですね。

室温25℃を下回るくらいであれば、3時間から4時間を目安に、味噌汁を沸騰直前まで1分程度加熱することを繰り返して常温保存します

鍋の中の菌をその都度死滅させることで、7時間から8時間は美味しく食べられるでしょう。

味噌汁を鍋などに置いておく際は、空気中の雑菌が入るのを防ぐため、必ず蓋をしておきましょう。

また、デンプンを多く含むじゃがいもや、柔らかいほうれん草、菌がつきやすい肉類などが具に入ってる味噌汁は普通よりも傷みやすくなっていますので注意しましょう

しかし、これらの方法も絶対ではありませんので、味噌汁の味や匂いを確認してから食べてみてください。

白っぽい泡が浮いていないか?または酸っぱい匂い、納豆のような匂いがするのであれば、その味噌汁は腐っていますので、ためらわずに処分しましょう。

特に、室温も高くなる夏場は、味噌汁が冷めたその場から腐り始めます。ですから、常温で保存するのは最初から難しいでしょう。
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味噌汁の常温は一日OK?

夏場以外であれば、先ほどのような定期的な加熱で、7時間から8時間は飲む事ができますが、24時間で1日と仮定すると、どこかで加熱不足が起き、傷んでいるかもしれませんのでやめましょう。

また、寒い時期だからといっても油断はできません。他にも注意点があります。

冬場なら常温でも日持ちすると思いがちな味噌汁ですが、気をつけなければいけません。

最近増えている食中毒のなかでも、ウイルス性のもの、ノロウイルスやロタウイルスは、低温で乾燥した冬の時期を好んで活動するからです。

特に良く聞くノロウイルスは、味噌汁の具にもよく使うアサリなどの二枚貝にも生息しています。万が一ウイルスが死滅していなかった場合、食中毒が起きる可能性もあります。

幸い、ノロウイルスは、85℃から90℃で90秒間加熱することで死滅しますので、沸騰直前まで加熱すれば大丈夫という事にはなります。

しかし、ノロウイルスは空気中や、ヒトとヒトの間でも感染したり、最近では耐性の強いウイルスも出てきています。何より、感染すると症状が重いウイルスの一つですので気をつけましょう。

また、エアコンの普及や、気密性の高い現代の住宅では、冬場でも室温が高いままかもしれません。

だとすれば、細菌性の食中毒菌も活発になってしまうので合わせて心配です。安全のため、傷みやすくウイルスが心配な貝類などの味噌汁は、たとえ涼しいとしても、常温保存をしないのが鉄則です。

味噌汁の常温は一晩大丈夫?

味噌汁を常温で保存する場合、定期的な加熱が必要ですので、目の届かない夜中に腐ってしまう事も考えられます。

さらに、寒い日ほどエアコンで室温が高いままかもしれませんね。やめるべきでしょう。

湿度が高い日本では、調理した後の味噌汁の保存方法に、とにかく気を配らなくてはいけません。迷わず美味しくいただくなら、一年を通して常温におくことはせず、粗熱が取れたら蓋をして冷蔵庫に入れることをお勧めします。

食中毒予防の守るべき三原則は、菌を増やさない・つけない・やっつける!なのです。

まとめ

いかがでしたか?

常温保存が当たり前と思っていた味噌汁ですが、意外な危険が潜んでいる事が分かりました。

家族に安全で安心な食事を届けてあげたいですし、重症化すると怖い食中毒、普段からなるべく起こさないように心がけるのが肝心ですね!

味噌汁を夏に常温放置したら大変なことになります。また味噌汁といっても毎日作るのは面倒なときには味噌玉を作ってみると良いですよ!

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こいももペンギン
お菓子作り、食べ歩き、手芸、家庭菜園、ディズニーが大好きな3人の子持ち主婦です。 資格マニアで、簿記、介護福祉士、2級ヘルパー、野菜コーディネーター、保育士、幼稚園教諭免許を有し、好きなことや気になることががたくさんありすぎて、調べたことを書いています♪