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味噌汁や煮物にひと振りで、だしを効かせたい料理にとても便利なのが顆粒だしですね。
スーパーでいちばんよく見かけるのが、言わずと知れた「だしの素」と「ほんだし」ではないでしょうか?だしの素はシマヤさん、ほんだしは味の素さんの製品です。
一からだしをとらなくても、だしの素やほんだしがあれば手軽に和食が作れます。
今回は、だしの素、またはほんだしを切らしてしまったときの代用、またはどちらも無い場合の良い方法がないかを調べてみました。
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だしの素とほんだしの違い
だしの素とほんだし。まずはパッケージ裏の原材料を確認してみましょう。
シマヤだしの素
ぶどう糖、食塩、風味原料(かつおぶし粉末、かつおエキス)、酵母エキス/調味料(アミノ酸等)
味の素ほんだし
食塩、砂糖類(砂糖、乳糖)、風味原料(かつおぶし粉末、かつおエキス)、酵母エキス、小麦たん白発酵調味料、酵母エキス発酵調味料/調味料(アミノ酸等)
原材料表示を見ると、だしの素とほんだしの成分にあまり変わりはありません。
原材料は多い順に書いてありますから、だしの素の方が糖類が多め、ほんだしの方食塩が多めというくらいでしょうか。
風味原料の後はどちらも調味料ですね。どちらが好みかは別れるところでしょう。
実際料理に使うと、味わいはけっこう違いますよね。ですので私は、だしの素とほんだしを、用途によって使い分けております。
甘みが控えめでパッと香りが立つほんだしは、香り良く味噌汁に入れたり、さっぱりとした野菜のみの煮物に使います。
一方だしの素は、ほんのり甘みがありうまみの土台があるので、それを活かして蕎麦つゆや、筑前煮に使います。
だしの素やほんだし、他にも何種類か用意して使い分けると、和食の献立を作った時に料理の味が全部同じ、ということが避けられるでおすすめです。
だしの素とほんだしは代用できる?
だしの素がないとき、ほんだしで代用できるのでしょうか?
また、ほんだしがないときにはだしの素で代用できるのでしょうか?
- だしの素が無い時は、ほんだしプラス砂糖を使ってみて下さい。似た味が出せます。
- ほんだしが無い時は、だしの素プラス鶏ガラスープの素、または削り節パックなどを入れると香りの華やかさが加ります。
それぞれアイデア次第で代用できますので、お試し下さい。
では、だしの素やほんだしのような顆粒だしが全く無くて、乾物でわざわざだしを取る暇もない!という場合はもっと困ります。どうしたら良いのでしょうか。
和食などに使う、だしの素やほんだしの代用として次のような調味料があります。
- 麺つゆ(鰹や昆布などのだしが入っている)
- 白だし(同じく鰹や昆布のだしですが甘みが無いので味噌汁などに便利です)
- 鶏ガラスープの素
- コンソメスープの素
- 味の素(ほんだしにも入っているうまみ調味料)
これらを組み合わせて様々な料理のだしとして代用できるでしょう。
また、全くだしが無い場合、もともと食材に含まれるうまみで代用するという方法があります。
だしの素やほんだしの原材料には、アミノ酸等と表記されている、うまみ調味料が入っています。
これは、アミノ酸の仲間であるうまみ成分の「グルタミン酸」や「イノシン酸」などを指します。
グルタミン酸・イノシン酸は、天然の食材にも含まれており、これらをたくさん含む食材を料理に使うと、ダシやうまみの役割を果たしてくれます。
だしの素やほんだしの代用になる、グルタミン酸やイノシン酸を多く含み、かつ料理に使いやすい食材をいくつか紹介します。
- 枝豆、かんぴょう、にんにく、トマト、とうもろこし、玉ねぎ、セロリなどの野菜類
- 鶏肉、マグロなどの肉魚類
- 昆布、干し椎茸、鰹節、煮干し海苔などの乾物
- 緑茶、チーズ、梅干しなど
乾物でダシを取るのは時間が必要なので大変ですが、うまみの多い食材を加えて料理を作ると、簡単にだしの素やほんだしの代用になるはずです。
また、グルタミン酸などを含むアミノ酸で調味されている梅干しなども使い勝手が良いでしょう。
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だしの素やほんだしの代りレシピ3選
だしの素もほんだしも無い時に、食材のダシを感じられる、本当に簡単にできる3品をご紹介します。
旬のとうもろこしのだしが出た味と香りを楽しめます。
【作り方】
米2合をとぎ、普通に水加減します。酒小さじ一杯・醤油小さじ一杯・塩小さじ一杯と、実を包丁で削いだ生のとうもろこしを炊飯器で一緒に炊きます。
お酒の締めにもなります。また、帰宅後何もしたくない時も簡単に栄養がとれ、海苔とお茶のだしが味わい深いです。
【作り方】
餅をトースターで焼いて器に入れ、熱い緑茶を注ぐ。上からたっぷりもみ海苔をかけ梅干しを崩しながらいただく。ほうじ茶でも同様に美味しい。
家にある麺つゆが味気ない時に、トマトを入れるだけでうまみが増します。
【作り方】
トマトは、りんごのように包丁で皮を剥き、細かく刻む。麺つゆにトマトを浮かべて素麺をいただく。すりおろしたトマトでも美味しくできます。お好みで、しょうがネギなどの薬味を添えます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。いつも便利なだしの素・ほんだしの、違いや成分がわかりました。
また、万が一だしになるようなものが全く無い場合の代用になる食材も覚えておくと、手際よく和食を作れますね。
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