甘酒の離乳食はいつから?レシピや赤ちゃんにアレルギーは出る?




甘酒は栄養豊富で、整腸作用など様々な健康効果が注目されています。

離乳食期の小さな子供は、まだあまりたくさんの量の食事を食べてくれなかったり、偏食が多いなど栄養がしっかりとれているか気になります。

離乳食にも甘酒を取り入れることで子供の栄養補給に役立ててみたいですね。

しかし、赤ちゃんに甘酒を与える際、いつから離乳食に取り入れていいのか悩みます。

酒粕と米麹の甘酒どちらを使ったらいいのか、アルコールが入っているのではないかと心配になってしまいますし、アレルギーやどんなレシピがあるのかも気になります。

今回は、甘酒を離乳食にとりれてみたいママの参考になるように、いつからがいいのか、アレルギーの心配があるのかやおすすめの離乳食レシピなど詳しく紹介していきます。

甘酒は、米麹を発酵させて作られている甘酒であれば離乳食後期から赤ちゃんの離乳食に取り入れることができます。

酒粕から作られた甘酒だとアルコールの心配がありますが、米麹から作られた甘酒ならアルコールの心配はありません。

赤ちゃんに甘酒を与える際、アレルギーはそれほど心配する必要はありませんが、中には原料の米や米麹のアレルギーの子供もいるので、念のため少量から与え様子を見るようにしましょう。

甘酒を使った簡単な離乳食レシピも紹介しているので、記事を参考にして甘酒を離乳食に取り入れて赤ちゃんの栄養補給に役立ててください。

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甘酒の離乳食はいつから?初期からOK?

甘酒を離乳食に使う場合は、離乳食後期からがいいでしょう。

甘酒は赤ちゃんにとっては甘みが強いので、離乳食初期から使うには不向きです。

また、市販の甘酒には食塩が微量ですが含まれています。

甘酒は離乳食後期ごろから離乳食に取り入れるのがおすすめです。

離乳食後期ごろから、栄養豊富な甘酒を離乳食に上手に取り入れてみましょう。

甘酒には2種類あります。

米麹を発酵させて作る甘酒と、酒粕から作る甘酒です。

酒粕から作る甘酒のほうが安く手に入る傾向にありますが、酒粕から作る甘酒にはアルコールが残っています。

赤ちゃんの離乳食に使う際は必ずアルコールが残っていない、米麹を発酵させて作る甘酒を使いましょう。

米麹から作られる甘酒の原料はお米と米麹のみです。

それを発酵させることでお米のブドウ糖が分解されて自然な甘みが出ます。

砂糖を使って甘みを付けてあるわけではなく、赤ちゃんにとっては離乳食初期から慣れ親しんだお米から作られているので安心です。

しかし、お米から作られている自然な甘みとはいっても、赤ちゃんに与えるには甘酒は少し甘みが強いです。

赤ちゃんの味覚形成のためにも、甘みのつよい甘酒は、離乳食後期ごろから離乳食に取り入れ始めるのがいいとされています。

また、市販の甘酒は食塩が使用されている場合があります。

マルコメや森永製菓などの米麹から作られた甘酒の原料には食塩が含まれています。

微量ではあるものの、食塩が含まれているという点からも、甘酒は離乳食初期から使うには不向きでしょう。

甘酒を離乳食に取り入れることをおすすめする理由は、その栄養素です。

甘酒は飲む点滴と言われるほど栄養豊富です。

甘酒は消化吸収もよく、ブドウ糖や必須アミノ酸ビタミンも豊富です。

離乳食をよく食べてくれる赤ちゃんならいいのですが、なかなか食べてくれないと心配するママも多いですよね。

離乳食後期になれば、そろそろ離乳食から体に必要な栄養を摂れるようになってほしいと感じるものです。

栄養豊富な甘酒は、赤ちゃんの栄養補給にもぴったりです。

また、甘酒は食物繊維やオリゴ糖も含まれているので腸内環境の改善にも役立ちます。
離乳食を始めると、赤ちゃんが便秘気味になることがあります。

甘酒には便秘解消の効果があるので、赤ちゃんの便秘に悩んでいるママは甘酒を離乳食に
取り入れてみるといいでしょう。

このように、栄養豊富で便秘解消効果もある甘酒を離乳食に取り入れることで、赤ちゃんの健康効果が期待できます。

米麹から作られた甘酒は、砂糖やアルコールが含まれていないので離乳食から赤ちゃんにも安心して使えます。

しかし、砂糖が添加されていないとはいえ甘みが強いので、離乳食初期から使うのは不向きです。

様々な味に慣れた離乳食後期ごろから、離乳食に取り入れて赤ちゃんの栄養補給に役立てていきましょう。

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甘酒の離乳食を赤ちゃんに与えるとアレルギーの報告は?

赤ちゃんに甘酒を与える際、アレルギーが出るのではないかということも心配ですが、赤ちゃんに離乳食で甘酒をあげてアレルギーが出たという報告を見つけることはできませんでた。

甘酒の原料はお米と米麹です。お米と米麹はどちらもアレルギーが出にくい食品だと言われています。

お米は比較的アレルギーが出にくいと言われ、日本では離乳食でも一番最初に食べさせることが多いでしょう。

しかし、中にはお米アレルギーの人もいます。

また、甘酒の原料の米麹もアレルギーが出にくいとは言われていますが、麹菌はカビの一種でこのカビに対するアレルギーも存在します。

米麹から作られた甘酒を販売しているマルコメさんに、甘酒でアレルギーが出たという報告があるかどうか問い合わせをしてみました

甘酒で赤ちゃんにアレルギー症状が出たという報告や相談は受けたことがないとのことですが、もちろんすべての症例が報告されているわけではないので、把握されていない中にアレルギーが出た赤ちゃんがいる可能性がないとは言えない

また、原料のお米にアレルギーがある場合は、甘酒でアレルギー症状が出る可能性が考えられる

ということでした。

甘酒のアレルギーについて調べていて、原料のもうひとつの米麹の麹菌はカビの一種で、このカビにアレルギーがある場合があるという記事をネット上で見かけたがそのようなことがあるのかも質問しました。

マルコメさんの回答は、

確かに甘酒の原料の米麹は麹菌であること、そしてそのような記事があったということは、そういう事例もあるということだと思う

マルコメさんでは、甘酒を赤ちゃんに与える時は10か月以降から3倍くらいに水で薄めたものを少量ずつから様子を見ながら与えることをおすすめしている

ということでした。

以上マルコメさんへの問い合わせからも、アレルギーの報告を受けたことはないということで、甘酒を赤ちゃんに与える時にはアレルギーはそれほど心配する必要はないようです。

しかし、アレルギーが起こる可能性がないわけではないので、ほかの食品同様に、与え始めは少量ずつ様子を見ながら与えるようにするのが安心です。

甘酒の離乳食レシピ

甘酒は砂糖に比べて自然な甘さで、栄養も豊富です。

薄味のものを嫌がるようになってきた離乳食後期ごろから、発酵調味料として味付けに上手に取り入れてみましょう。

砂糖の代わりに甘酒を使う簡単な離乳食レシピを紹介します。

 

甘酒入りヨーグルト

材料

  • プレーンヨーグルト
  • 甘酒(米麹から作られたもの)

作り方

プレーンヨーグルトに甘酒を混ぜ合わせて完成。

甘酒の量は小さじ1くらいから調整してください。

離乳食に使うプレーンヨーグルトは少し酸味が気になります。

砂糖の代わりに甘酒を使うことで、ヨーグルトをほんのり甘く食べやすくしてくれます。

ヨーグルトと甘酒はどちらも発酵食品です。

どちらも整腸効果が期待できます。便秘がちな赤ちゃんの離乳食におすすめです。

 

甘酒入り麩のフレンチトースト風

材料

  • 麩(適量)
  • 甘酒(米麹から作られたもの)
  • きな粉(お好みで)

作り方

  1. 甘酒を水で薄める。
    市販のものの場合3倍くらい。味を見て甘すぎないように調節してください。
  2. 1に麩を入れて5分ほど置き柔らかくする。
  3. 2の麩を軽く絞り、テフロン加工のフライパンで表面を軽く焼く。
  4. お好みできな粉をまぶす。

 

我が家でいつもは水と砂糖を使って作っているメニューを、甘酒を使って作ってみました。

甘酒の豊富な栄養素と、麩のたんぱく質もとれて栄養満点です。

きな粉をまぶすと、鉄分も一緒にとれるのでおすすめですよ。

砂糖を使用しなくても、甘酒を使うことで優しい甘みがあるので、離乳食期の赤ちゃんでも食べやすいです。

手づかみ食べが始まると、手づかみできるおやつを用意するのに頭を悩ませますよね。このレシピは簡単にできるので、こどものおやつにぴったりですよ。

うちのこどもたちはたくさん食べてくれました。

甘酒の離乳食まとめ

栄養豊富な甘酒は、離乳食にもぜひ取り入れたいものです。

離乳食に甘酒を使うときには、離乳食後期で様々な味に慣れたころに使い始めましょう。

また、甘酒には米麹から作られたものと、酒粕から作られたものの2種類あります。

赤ちゃんに離乳食で与える際には、必ずアルコールの入っていない米麹から作られた甘酒を使用してください。

甘酒の原料である米と米麹は、どちらもアレルギーが出にくい食品です。赤ちゃんに甘酒を与えてアレルギーが出たという報告は見つかりませんでしたが、中には原料の米や米麹にアレルギーがある子供もいます。

甘酒を子供に与える際には、少量から与え、アレルギー反応がでないか試してから取り入れるようにすると安心です。

甘酒は発酵調味料として、砂糖の代わりに味付けに使うことができます。

砂糖を使うよりも自然な甘さで栄養も豊富です。

使い方も砂糖代わりに簡単に使えるので、紹介したレシピを参考にして、栄養豊富で便秘解消など様々な健康効果が期待できる甘酒を赤ちゃんの離乳食づくりにぜひ取り入れてみてください。

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