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正月や祝い事など、ハレの日に食べることが多い餅ですが、日持ちがせず常温や冷蔵庫での保存ではすぐにカビが生えて食べられなくなってしまいます。
餅はお腹にたまってあまりたくさん食べられない上に、食べ続けると飽きてしまいがちなので、余って食べきれないお餅を冷凍して保存している人も多いですよね。
冷凍庫に入れるとカビが生えにくく長持ちする餅ですが、冷凍保存していても餅にカビが生えてしまうことがあります。
冷凍したにもかかわらず餅にカビが生えてしまう原因や、冷凍した餅にカビが生えていた場合に食べることができるのかを詳しく見ていきたいと思います。
また、カビが生えないように冷凍保存する方法も紹介するので、冷凍保存する際の参考にしてください。
せっかく冷凍して残しておいた餅にカビが生えてしまってがっかりすることがないよう、記事を参考に上手に冷凍保存して、おいしく餅を食べきりましょう。
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餅を冷凍したらカビ!
冷凍しているのに餅にカビが生えてしまう原因としては、保存状態の悪さやもともとカビが生えていたことなどが考えられます。
餅は常温や冷蔵で保存するとカビが生えやすくなります。
カビが育つには栄養と酸素、水分、温度の条件がそろう必要があります。
餅はでんぷん、たんぱく質、脂質からできていてカビが好む栄養が豊富です。
そして水分を含んでいるため、もともとカビが生えやすい食品です。
カビを生えにくくする保存方法として、冷凍保存する方法がよく知られていますが、冷凍保存していてもカビが生えてしまうことがあります。
冷凍もちにもカビがはえはじめたので削って焼いて豆乳鍋に入れて食べました…やっと正月のもちを食べきった…
— 晶 (@akr_vvv) 2018年1月26日
カビは、温度、酸素、水分、栄養分の4つの条件がそろうと発育します。
冷凍保存するとカビが発生しないと思いがちですが、冷凍保存してもカビ菌が死滅するわけではありません。
冷凍庫の温度は-18度前後です。カビが最も育ちやすい温度は20~30度ですが、低温でも育つことができるカビも存在し、中には‐10度でも育つことができるカビもいます。
冷凍することでカビが育ちやすい温度より低くなるため生育が遅くなりますが、冷凍してもカビ菌が死滅するわけではないため、冷凍庫を開け閉めする際の温度上昇などが原因でカビが発生することがあります。
また、気が付かないだけでカビがすでに発生していて、そのカビが少しずつ増殖して目で見える状態まで繁殖したことも考えられます。
冷凍保存している餅でもカビが発生することがあるので、冷凍庫に入れているからと過信せず、カビが生えていないか確認して早めに食べきるようにしましょう。
冷凍した餅にカビが生えていたときはどうする?
冷凍保存していた餅にカビが生えていた場合、食べるのはやめて処分するほうが安心です。
冷凍したものに限らず、餅にカビが生えていた場合、カビの部分だけ取り除いて食べる人もいますが、それではカビに汚染された部分を取りきることができないため安全とは言えません。
カビの菌には、根に相当する菌糸と茎にあたる胞子の部分があります。色がついて見えるのはほとんどがこの胞子の部分で、この部分だけを取り除いても、肉眼では見えない菌糸の部分が根を張ってしまっています。
切り餅を販売するサトウ食品は、放置しカビが生えてしまった餅のカビの部分だけを取り除いて食べても大丈夫かという質問に対して以下のように回答しています。
カビには多くの種類があり、味噌やチーズのように有用で食べられるものもありますが、中には毒素を作るものもあります。
カビの色の付いているところはカビ全体の一部で、より広範囲にカビは生えているのです。
また、毒素も目で見ることはできませんから、カビの生えた餅は食べないほうが安全です。
餅に生えたカビは目に見える部分だけを取り除いても、目に見えない菌糸が深く根を張ってしまっていることがあるため完全に取り除くことは困難です。
また、冷凍してもカビ菌を死滅させることができるわけではありません。
生育が遅くなるだけなので、冷凍したことでカビを食べても大丈夫な状態にすることができるわけではありません。
そしてカビの毒は熱に強く、餅を加熱調理してもカビの毒を取り除くことはできません。
せっかくとっておいた餅を捨ててしまうのは勿体ないと感じてしまいますが、冷凍した餅にカビが生えていた場合は食べるのは諦めましょう。
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餅にカビが生えないための冷凍保存方法
冷凍した餅にカビが生える原因として、もともとカビが生えていたことが考えられます。
常温や冷蔵ではカビが生えやすい餅を長期保存するには冷凍することが一番ですが、冷凍しても餅にカビが生えてしまうことがあります。
冷凍保存する際のポイントを押さえて、なるべく餅にカビが生えないように上手に冷凍保存しましょう。
カビが育つには、酸素、温度、水分、栄養分の条件がそろう必要があります。
この条件をできるだけ取り除くようにして冷凍保存することが、カビが生えないようにするポイントになります。
- 餅にカビがないかしっかり確認する
- 餅の表面が濡れていないか確認する
- ラップでぴったり包んでから冷凍保存袋に入れてしっかり空気を抜く
- 冷凍庫内の温度が上がらないように気を付ける
冷凍保存する前の確認ポイント
冷凍保存する前に餅をよくみて、カビが生えていないことを確認してから保存するようにしましょう。
- 水分がついていたか
- 空気に触れていた
- カビがないか
どうかが関係あります。
餅を入れていた袋に水滴がついていたりして餅の表面が濡れていたり、餅が酸素に触れている時間が長いとカビが発生しやすくなります。
カビは微生物で呼吸のために酸素が必要になり、空気に触れないようにして冷蔵保存しておくことから始まっています。
餅の表面が濡れてしまっていた場合は清潔なキッチンペーパーなどできちんとふき取ってから冷凍しましょう。
餅を冷凍保存方法
- ラップでぴったりと密閉
- 冷凍保存袋に入れて冷凍室へ
冷凍保存するとき、冷凍保存袋の口を少し開けてストローを使って空気を吸い出すなどの方法でなるべくしっかり空気を抜くようにしましょう
しっかり空気を抜くことで、カビの発生を抑えるほかに、餅を冷凍保存する時に気になる冷凍庫の臭い移りや乾燥などの品質の劣化を防ぐこともできます。
餅の冷凍保存温度
餅を冷凍保存する場合は、冷凍庫内の温度変化が起こらないように気を付ける必要があります。
カビが最も育ちやすい温度は20~30度ですが、5度程度でも成長することができ、中には-10℃でも成長できる好冷性のカビもいます。
冷凍庫の温度は-18度前後ですが、家庭用の冷凍庫の温度は使用により上がりやすいので注意が必要です。
冷凍庫の扉の開け閉めは、冷凍庫内の温度上昇につながり、冷凍保存した餅にカビが生える原因になります。
冷凍庫に食品を出し入れする時には、扉を開ける時間が長くならないように気を付けましょう。
また、冷凍庫に温度が高いものを入れることも冷凍庫の温度上昇の原因になります。
まだ温かいものを冷凍庫に入れてしまうことで冷凍庫内の温度が上がりやすくなります。
あまった料理を入れる際には、きちんと冷ましてから入れるようにして、冷凍庫内の温度が上がらないように気を付けましょう。
餅を冷凍保存する場合は、冷凍保存のポイントを押さえて保存することでカビが生えにくい環境で保存し、なるべく早めに食べ切るようにしましょう。
まとめ
カビが生えやすい餅を長期保存する方法として冷凍保存する方法がよく知られていますが、冷凍した場合でも餅にカビが生えることがあります。
冷凍庫内は温度が低くカビが育ちにくい環境であることは間違いありませんが、中には氷点下でも育つことができるカビがいます。
冷凍してもカビ菌が死滅するわけではなく、成長が遅くなるだけなので、保存状態によってはカビが生えてしまうことがあります。
もし冷凍していた餅にカビが生えていた場合は食べるのはやめて処分しましょう。
カビが生えている部分だけ取り除けば食べることができると思いがちですが、目に見える色のついたカビはカビ全体の一部で、見えない部分までカビの根が広がっています。
完全にカビを取り除くことは難しく、また冷凍してもカビ菌が死滅するわけではなく、カビの毒を取り除けるわけではないので、冷凍した餅にカビが生えていた場合は処分することをおすすめします。
餅にカビが生えないように冷凍保存するには、カビが育ちやすい条件をできるだけ取り除くことが大切です。
冷凍保存のポイントを押さえて冷凍庫で保存し、保管中も冷凍庫内の温度変化に気を付けて、カビが生えてしまう前に早めに食べきるようにしましょう。
餅がたくさんあって食べきれない時には、冷凍保存して最後までおいしく食べきるようにしたいですね。
冷凍保存のポイントをしっかり押さえて保存して早めに食べきるようにすることで、せっかく冷凍して残しておいた餅にカビが生えて食べられないということにならないように気を付けましょう。
参考したURL
http://www.iph.osaka.jp/s008/030/010/030/050/20180107012000.html
https://www.dryice-shop.com/product/memo/bacteria/
https://www.drp.ne.jp/pickup_article/%E9%A4%85%E3%81%A8%E3%82%AB%E3%83%93/
https://www.ajfarm.com/yamagata/4600/
http://www.kurashikagaku.co.jp/report/index19.html
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