心付けの渡し方 セリフは?バス運転手さんや結婚式・旅館・葬儀別タイミング




ここ日本には、冠婚葬祭や記念日など自分たちの特別な日に関わってくれた人達に、感謝の気持ちとして心付けを贈るという習慣があります。

しかし、若い人達にはあまり馴染みのないことですよね。

いざ、心付けを渡すとなると、「どんなセリフと一緒にいつのタイミングで渡したらいいの?」とか、「お祝いと葬儀では渡すタイミングやセリフが違うの?」など困ってしまいますよね。

そこで、今回は、心付けを渡すタイミングや添える言葉について詳しく紹介していきます。

特に、結婚式や葬儀、引っ越し、また、旅行でバスや旅館を利用した場合、シチュエーションごとに変わる相手に対して、どんな言葉を添えるのが良いのか提案していきますよ。

心付けは、感謝の気持ちを伝える大事な方法の1つです。

基本的に当日、何かお世話や仕事をしてもらう前に小額の金額や物を渡します。

相場は、地域によっても様々ですので、お住まいの地域に合わせることをおすすめします。

結婚式の場合は、新郎新婦のために遠方から来てくださった方へのお車代としてや受付をしてくれた友人にお礼の気持ちとして渡すこともありますよね。

事前に渡すことが基本ですから、心付けの準備をしておきましょうね。

さあ、この記事を読んで、適切な渡し方と心付けに添えるセリフを覚えておけば、いざというときでも相手と快いコミュニケーションをとることができ、その場の物事をスムーズに動かすことができます。

そして、立派な大人のたしなみとしても覚えておきたいマナーですね。

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結婚式で心付けを渡すときのセリフとタイミング

結婚式で心付けを渡すときは、式でお世話になる相手に合わせて、セリフとタイミングがありますので、詳しく紹介していきます。

式が始まってしまうと、新郎新婦は大忙しです。

心付けのタイミングを逃さないようにしましょうね!

美容師

結婚式場に着くと、控え室に案内され、当日担当してくれる美容師さんに出会います。

出会ってお互いの自己紹介が終わったときに、

「今日は、私たちのために貴重なお時間をありがとうございます。お気持ちですので、どうぞお受け取りください」

 

という言葉を添えて、心付けを渡しましょう。

美容師に感謝の気持ちが伝わるため、最高に綺麗な姿に演出してくれること間違いなしです!

バスの運転手

式場が最寄りの駅から離れている場合は、送迎用のバスをお願いすることがあります。

そのようなときは、バスの運転手さんにも心付けを渡しましょう。

新郎新婦がバスの運転手さんに出会う機会はほぼ皆無です。

ですから、両親や兄弟に頼んでおくことをおすすめします。

渡すタイミングは、第1便が式場に到着し、乗客がすべて降りたときがベストです。

「今日は、娘(息子)の式のために大事なお時間をありがとうございます。お気持ちですので、どうぞお受け取りください」

 

という言葉を添えましょう。

ウエディングプランナーや結婚式場スタッフ

結婚式場に到着すると、すぐに出迎えてくれるのがウエディングプランナーさんです。

式当日までの数ヶ月間、新郎新婦と共に式の計画を立てたり、準備をしてくれたりした方ですから、一番、気持ちを込めて心付けを渡したいものです。

当日式場に着いたらすぐに、

「今日まで、私たちと一緒に式を考えてくれたり、親身に相談に乗ってくれたりして、どうもありがとうございました。今日という特別な日をサポートしてくれて感謝の気持ちでいっぱいです。お気持ちですので、どうぞ受け取ってください」

 

と言葉を添えて、心付けを渡しましょう。

また、結婚式場スタッフには、個包装になっている容量が大きい箱菓子を準備していきましょう。

ウエディングプランナーさんに心付けを渡すときに合わせて、

「これは、式場スタッフさんのものです。お気持ちですので、皆さんで召し上がってください」

 

と言って渡します。

私の結婚式のときは、何人のスタッフの方が控えてくれているのか分からないため、30枚ほど入ったクッキーを一箱、持って行きましたよ。

カメラマン

カメラマンは、新郎新婦が式の準備をしているときからいらっしゃいます。

出会ったら、

「今日は、私たちのために貴重なお時間をありがとうございます。一日、どうぞよろしくお願いします。これは、お気持ちですので、どうぞ受け取ってください」

 

と添えて心付けを渡しましょう。

前撮りのときと違うカメラマンの場合もありますので、前撮りのときに事前に渡しておくのもおすすめですよ。

司会者や進行役

新郎新婦と式当日に打ち合わせをする機会がありますので、そのタイミングで渡しましょう。

「今日は、どうぞよろしくお願いいたします。お気持ちですので、どうぞお受け取りください」

 

と言葉を添えます。

事前に司会者や進行役の方に心付けを渡しておくと、万が一、式の最中に何か起こってしまったときも臨機応変に対応してくれます。

事をスムーズに動かすためにも、事前に渡しておきましょう。

受付

式の受付は、新郎新婦の友人にお願いすることが多いですね。

式の前日までに心付けを渡しておくのが良いでしょう。

「明日は、私たちのために受付をしてくれて本当にありがとうね。式場に入る時間が早くなってしまうけど、快く引き受けてくれて感謝しています。これは気持ちです。受け取ってね」

 

と言葉を添えれば、友人も快く受付をしてくれます。

もし、前日までに渡せなかったときは、披露宴のお見送りのときにプチギフトと一緒に渡しましょう。

「今日は、早くから式場に駆けつけてくれて本当にありがとう。受付をしてくれたおかげで、素敵な式になったよ」

 

と言葉を添えましょうね。

このように、結婚式に心付けを渡すのは、とても大変なことです。

ですが、心付けを渡すことでメリットもたくさんあります!

全てが初めてのことで緊張や戸惑いの中、心付けを渡すことになりますので、朝から気を張って頑張りましょう!

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心付けをバス運転手に渡すときのセリフとタイミング

心付けをバスの運転手に渡すときは、乗客を乗せる前に渡しましょう。

また、

「今日は、子ども会の行事でお世話になります。子どもが多いので何かとご迷惑をおかけすることがあるかもしれませんが、どうぞよろしくお願い致します。これは、お気持ちですので、どうぞお受け取りください」

 

など誰がこのバスを利用するのか、どんなことが起きそうなのかを事前に運転手さんに伝え、今日一日お願いしますという気持ちを伝えます。

バスを貸切で利用するときは、子ども会や地域の行事などの団体旅行で使うことが多いですね。

そのときどきに合わせて、言葉を変えてみましょう。

また、バスガイドさんがいる場合も、運転手さん同様に心付けを渡すのが良いですよ。

旅館で心付けを渡すときのセリフとタイミング

旅館で心付けを渡すタイミングは、仲居さんが部屋まで案内してくれたときです。

また、女将が玄関で挨拶してくれたときや部屋まで挨拶に来てくれたときなどは、そのタイミングで心付けを渡します。

「本日から、お世話になります。これは気持ちですので、どうぞよろしくお願いします」

 

と言葉を添えてお世話をしていただく前に渡しましょう。

もし、親の還暦祝いや夫婦の結婚記念日などで旅館を利用し、料理やその他準備などをお願いしている場合や子供のことで配慮していただいていることがある場合は、そのお礼の言葉も添えて伝えます。

以前、結婚記念日に宿泊した旅館から、女将さんと仲居さんから心付けのお礼として手紙が届きました。

素敵な絵はがきで、とてもうれしかったことを覚えています。

私たちは、それがきっかけとなり、何か特別なときは、そちらの旅館を利用するようになりました。

そのご縁で、毎回、素敵な思い出を作らせていただいています。

引っ越しで心付けを渡すときのセリフとタイミング

引っ越しで心付けを渡すときは、目的に合わせて、事前に渡す場合と作業後に渡す場合があります。

事前に渡す場合は、運び込む荷物が多いときや運びにくい動線のときなどに、

「運びにくいところではありますが、どうぞよろしくお願い致します」

 

と言葉を添えて、心付けを渡します。

大きい荷物や運びにくい荷物があっても、引っ越しスタッフに事前に心付けを渡していることで、スムーズなコミュニケーションをとることができます。

また、作業後に渡す場合は、引っ越しスタッフの仕事ぶりを評価していると感じられ、引っ越しスタッフの意欲につながることがあります。

今の時代、引っ越しスタッフは、肉体労働で体を壊してしまう人が多くいます。

でも、このように作業後に心付けがもらえたら、また次回もがんばろうという気持ちになりますよね。

葬儀のとき心付けを渡すときのセリフとタイミング

葬儀のときも、当日、式場に着いたらすぐに葬儀スタッフに、

「本日は、私たちのために式場を貸してくださり、ありがとうございます。また、亡くなった母(父)を丁寧に扱っていただけるようよろしくお願いいたします」

 

と言葉を添えて、心付けを渡すのがおすすめです。

また、バスの運転手には、火葬場へ向けて出発する前に渡します。

「亡くなった母(父)のために、皆を火葬場に送っていただき、ありがとうございます。お気持ちですので、どうぞお受け取りください」

 

と言葉を添えましょう。

何事も何かをしてもらう前に渡すのが基本です。

葬儀のときは、気が動転していて心付けを渡すどころではないという方もおられます。

そのような方は、葬儀の帰り際や後日改めて渡すなどでも大丈夫ですよ。

まとめ

今回は、心付けを渡すタイミングや添える言葉について詳しくご紹介しました。

結婚式、葬式、旅館、引っ越し、バスの貸切のときにお世話になった方への心付けをご紹介しましたが、どの場合も、お世話をしてもらう前に渡すのが基本です。

心付けを渡すときに添える言葉は、相手によって変わってきますので、記事を参考にしてくださいね。

それでは、この記事を読んで、どんなときでも焦らずに心付けを渡せるよう、あらかじめ心の準備をしておきましょう。

心付けの渡し方を知っていれば、いざとなったときもしっかりと対応できます!

それに、大人のマナーとしても必要ですしね。

(参考URL)
https://news.hoken-mammoth.jp/kokorozuke/
https://driver-times.com/driver_job/driver_bus/1053731
https://search.yahoo.co.jp/amp/s/hikkoshi.suumo.jp/oyakudachi/413.html/amp%3Fusqp%3Dmq331AQOKAGYAbikrNK-187RvgE%253D
https://www.e-sogi.com/guide/1416/
https://rougo-ansin.jp/kokoroduke/

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