梅干しを漬ける季節になると、同時に気になることといえばカビの問題!

おばあちゃん、お母さんに梅干しがカビると不吉・縁起悪いと言われたことはありませんか。

梅干しにまつわる言い伝えはたくさんあり、不幸と重なったなど様々ありギョッとしてしまい不安もあるかもしれませんね。

本来のはどうなのか、安心できる答えをあなたにお届けいたします。

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梅干しのカビが不吉や縁起悪いって迷信?

梅干しのカビが不吉や縁起が悪いといわれて、梅を漬けることに抵抗を持っているかもしれません。

中には本当に偶然なのか、と思う方がいるかもしれませんがどうでしょうか。確かに「火のないところに煙は立たない」の通りでもあります。

「家が火事になっても梅干しを置いて行くな!」という言い伝えがありますが、ご存知ですか。

今も昔も愛される梅干しですが、今尚梅を漬ける方がいる通り答えは迷信です。梅干しに関して、他にもありますので一部を紹介いたしますね。

「梅干を漬けてカビさせると不吉なことが起こる」
「梅干しに異変が起きると身内に不幸が起こる」

などなど…

そこで梅干しを漬ける段階で気になる「梅干を漬けてカビさせると不吉なことが起こる」について、掘り下げてみます。

昔は今よりもっと塩分の多い30%〜40%の塩分という、しょっぱい状態が当たり前で、それが反対に長持ちさせることに繋がっていたんですね。

塩分は長持ちができることから「カビ」の存在も少ない状況です。

また昔は食事が困難だったこともあり、梅干しは貴重な食材!早めになくなるどころか、貴重な梅干しを悪くすることもありません。

つまり、この言い伝えは「食べ物を大切にしないと…」という意味からなんです。

因みに「梅干しに異変が起きると身内に不幸が起こる」は、不幸が重なった方の偶然や「梅干を漬けてカビさせると不吉なことが起こる」と同じで「カビ」は当時ではあり得ないこと。

つまり「あり得ないことが起こるのは何かある」と、異変などに敏感なことからできた「不安」からなる話なので安心してくださいね。

梅干しがカビるのは腐っている?

梅干しがカビるのはなぜか、やっぱり不吉や縁起悪い関係だ!と思うかもしれません。

問題は30%〜40%の塩分の梅干しに関係します。最近ではあまり見ない塩分量だと思いませんか。

昔ながらの漬け方でも、気候や温暖化が関係してきます。他に言い伝えに「家が火事でも梅干しを置いて行くな!」ともあるので、貴重な食材だったことが伺えるでしょう。

「不吉」「縁起悪い」ことは、実は梅干しの塩分に関係しているんですね。カビる状態よりたちが悪い黒くなることが腐ること。

カビたり腐ったりは昔は「あり得ないこと」なので、不吉で縁起悪いことに例えられます。

腐る=あり得ない、あり得ない=不吉、その連想から言い伝えは今尚迷信となって残っています。

誰でも不安に思うことは言い伝えには多くありますが、連想が多いことは確かです。

腐ったら廃棄処分や、容器などの除菌は大切ですが、あくまでカビは白く変色、腐るときは黒くなることは忘れずにしておくと良いでしょう。

「腐ってしまったから何かとんでもないことが!」と慌てないことが大切です。

昔からの迷信に惑わされないように「暑かったから」「手順を間違えたから」と、心配しすぎず安心してくださいね。

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梅干しがカビた対処法は?

梅干しがカビたときの対処法では、部分だけ除去し煮るという方法もあります。

ただし、これこそなんだか不吉で縁起が悪いように感じますよね。いくら迷信でも、姿を見たら気味が悪いと感じてしまうかもしれません。

一番の方法は、全て廃棄し、梅酢も捨ててしまうことが一番です。もったいないと感じることがあると思います。

どうしてももったいないと感じたら、煮ることもひとつの方法といえます。

不吉じゃないか、縁起悪いと思うことはありません。しっかりと焼酎で煮る工程を取ると安心です。

カビた部分を除去し、梅酢が大丈夫なら問題ありませんよ!

方法は、焼酎と消毒用アルコールを用意します。梅も容器なども消毒などしますが、別々に除菌することが大切です。

そのとき、梅は取り出しザルや容器もきちんと洗って消毒しておくことが必要になります。

そして、ボールなどに入れた焼酎・消毒用アルコールで梅を一つずつ丁寧に洗い沸騰した梅酢を戻しましょう。

表面だけがカビている場合は、梅酢だけ変えるだけでOKです。

不安なときは捨て去るしかありませんが、復活もできますので極端な心配は必要なく、除去したあと少し様子を見ましょう。

問題なく復活できることは確かなので、たくさん漬けたとき損はしたくないのでお試しください。

梅干しのカビは黒カビもある?

梅干しのカビで、不吉で縁起悪いと感じる大きな要因があります。それこそまさに黒カビ!

これが「梅干を漬けてカビさせると不吉なことが起こる」の言い伝えの元ですね。

言い伝え通り「不吉なこと」といえば、病気があるかもしれませんよ!下手をするとウイルスに感染し、大病を患うこともあり得るからです。

黒い部分を見つけたら、即全て捨てて消毒しましょう。

もちろん容器も全てですから、白カビと違い取って食べれば…のレベルではありません!まさかここで迷信を本当の話にしたくはないですよね。

梅干しには黒カビもあること、大病に繋がるほど大きな害があることを忘れずに!

黒カビを放置してしまって「言い伝えじゃなかった!」というのは間違いです。

「黒カビ」が原因なだけなので、決して「言い伝えが当たった」わけではありません。

全て綺麗にしてから、翌年に梅干しを漬けることを持ち越しましょう。

梅干しのカビは不吉・縁起悪い? まとめ

梅干しのカビは、決して不吉でも縁起悪いわけでもありませんが、病気を考えると「不吉」に当たるでしょう。

ただ、梅干しのカビが原因で何か起こることは偶然です。

不安なことは重なると「不吉」と感じて勘違いをしてしまいますからね。

何かあったら、それに当てはめるのは心理ですから仕方ありません。迷信を勘違いしない対処法をきちんと確認しましょう。

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