隣の家の蜂の巣で刺されたとき責任は誰に? もめないための解決方法




暑さの厳しい時期は、ハチの活動も活発になります。

「隣の家にできた蜂の巣からハチが飛んできて怖い」と感じる方も多いのではないでしょうか。

特に、スズメバチやアシナガバチのような攻撃性の高いハチはとても危険で、恐怖を感じますよね。

スズメバチやアシナガバチが近くにいるだけでも怖いのに、刺されたとなったらまさに一大事です!

「隣の家にできた蜂の巣のハチだから、損害賠償はできるのだろうか。だけど、隣の家とお金のことで揉めたくない…」様々な思いが頭を駆け巡りますよね。

そこで、今回は、我が家以外にできた蜂の巣からやってきたハチに刺された場合のもめない解決方法を紹介していきます。

蜂の巣ができた場所が隣の家、空き家、アパートだった場合、損害賠償を求めることができるのかも紹介します。

また、我が家以外の場所にできた蜂の巣の駆除方法もあわせて紹介していきます。

お住まいの地域によっては、ハチの駆除を無料で行ってくれるサービスもあるので、一度確認してみてくださいね。

それでは、この記事でもめない解決方法や駆除方法を知り、ハチに刺された後も人間関係が崩れないように臨機応変に対応しましょう。

厄介な隣人や大家さんだった場合は、行政などに修理や工事について相談し、仲介に入ってもらうこともできますから一人で抱え込まないようにしてくださいね。

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隣の家の蜂の巣に刺された!損害賠償はできる?

隣の家の住人に対し裁判を起こし、勝ちの判決が出た場合は損害賠償を請求することができます。

しかし、裁判となると証拠が全ての世界です。

隣の家が蜂の巣の撤去を怠ったことが不法行為と認められて、損害賠償が命じられるには、次のような証拠が必要です。

・隣の人が蜂の巣の撤去を怠っていたという証拠
・隣の家の蜂の巣から飛んできたハチに刺されたという証拠

この2点が証明されれば、裁判は勝ち、損害賠償を請求することができます。

痛い思いと恐怖を味わったのですから、どうにかして証拠を探したいところです。

弁護人の力を借りて、正当な理由で隣人に過失があるということを立証していきましょう!

ただ、損害賠償をめぐるトラブルになったときは、隣人との関係が崩れることにもなります。

これからの人生のこともよく考えて、どのように対応するのか決めてくださいね。

隣の家の蜂の巣に刺された!空き家のときは?

空き家の場合も第1章と同じく、証拠が立証できれば、裁判の結果次第で、損害賠償を受け取ることが可能です。

空き家の場合の責任は、空き家を管理しているオーナーにあります。

刺されたときは、空き家を管理しているオーナーに責任を問うことができます。

また、管理しているオーナーが責任を問うことを拒否したり、オーナーの所在が不明だったりする場合は、市役所に相談しましょう。

市役所からオーナーへ連絡を取ってもらうことができます。

もし、まだハチに刺される前の段階のときは、空き家にできた蜂の巣の駆除を市役所に相談することもできます。

攻撃性の高いスズメバチの場合は無料で駆除してくれたり、駆除にかかる費用を補助してくれるサービスがあったりします。

友人は、過去には補助があったのですが、このご時世ですので、現在は補助がなくなり、市役所に相談しても、個人でやってくださいと言われたようです。

蜂を駆除する業者を紹介してほしいと聞くと、業者は教えてくれませんが、蜂の駆除業者を扱っているサイトを教えてくれました。

詳しい内容は、直接、お住まいの市役所にお尋ねすることをおすすめします。

隣の家の蜂の巣に刺された!アパートのときは?

アパートの場合も同じように、証拠が立証できれば、裁判の結果次第で、損害賠償を受け取ることが可能です。

ただ、アパートのときは、ハチが巣を作った場所によって、責任を問う相手が変わってきます。

アパート内の通路、出入り口付近など、アパートに住んでいる人たちが共有して使っている場所は、大家さんか管理会社に責任を問うことができます。

しかし、部屋など個人が借りている場所は、借りている人に責任が生じます。

例えば、自分が住んでいる隣の部屋に蜂の巣があるときは、その部屋の住人に責任が問われます。

また、自分の部屋のベランダにあるときは、自分の過失になります。

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隣の家が駆除しないときは?

ハチがブンブンと飛び交っているのに、隣人が蜂の巣を駆除しない場合は、市役所に相談するか自分で業者を呼びましょう。

勝手に隣人の敷地内に入って駆除するのは、不法侵入罪にもあたるので注意が必要です。

それに、ハチの種類によっては、自分で駆除することが危険な場合も多いので、無理をしないようにしましょうね。

市役所に相談する場合

市役所によっては、ハチの種類によって、無料で蜂の巣を駆除してくれることがあります。

特にスズメバチの巣がある場合は、命の危険が伴うこともあり、無料でしてくれる市役所があったり、駆除にかかる補助金を出してくれる市役所があったりします。

また、自分で駆除する方のために防護服を無料で貸してくれるなどのサービスを行っている市役所もあります。

けれど、このような市役所は年々減ってきています。

現に、私が住んでいる地域の市役所は、無料でもないし、補助金もいただけませんでした。

蜂の巣の駆除は、業者に頼むことをおすすめされました…。

業者に依頼する場合

業者に依頼する場合は、まず、見積もりをとってもらいましょう。

蜂の巣の大きさやハチの種類、作業内容によって費用に大きな差が出るので要注意です。

相場では、8,000~25,000円ほどですが、巣の位置や大きさによっては、50,000円を超えるときもあります。

まずは、業者を呼んで見積もりをとってもらうことをおすすめします。

蜂の巣の駆除にかかる費用が高く、駆除しないと決めた場合は、もう放置するしかありません…。

蜂の巣を放置する場合は、次のことに気をつけてください。

気をつけること
  1. 蜂の巣に近づかないようにすること
  2. ハチに攻撃的な態度をしないようにすること
  3. 匂いの強い化粧品や香水をつけないこと
  4. 黒い服を着ないこと
  5. 甘いものを持たないこと
  6. 洗濯物を取り込む時にハチがいないか確認すること
  7. 窓を開けないこと

 

蜂の巣を放置するのは、本当はおすすめしません。

様々な理由で蜂の巣を放置するしかないときは、上記にあげたことに注意して過ごしてください!

蜂が活発な時期が8月~10月なので、この時期を過ぎれば、蜂の巣は空になります。

同じ場所に来年も蜂の巣ができる可能性はあり得ますが、、

隣の家に腹は立つがもめないための解決方法

もめないためには、自分で処理することです。

ハチに刺されても、慰謝料や医療費を請求せず、自腹で払います。

また、蜂の巣を駆除する場合も、隣人の許可をとって費用を折半したり、自腹を切ったりします。

隣人ともめる原因は、必ず金にあります。

隣人とは、一生の付き合いをすることも多いですからね…。

隣の家に腹は立ちますが、もめたくないときは自腹を切ることがいちばんです。

 まとめ

今回は、我が家以外にできた蜂の巣からやってきたハチに刺された場合のもめない解決方法をご紹介しました。

また、蜂の巣ができた場所が隣の家、空き家、アパートだった場合、損害賠償を求めることができるのか、蜂の巣の駆除方法はどうしたらよいのかもご紹介しました。

隣の家にできた蜂の巣のハチに刺されたときは、隣人や所有者に責任を問うことができます。

裁判で、隣人や所有者に過失があることが認められれば、損害賠償を受け取ることもできます。

しかし、お金の問題がからめば、必ず、隣人との関係は悪化するでしょう。

隣人ともめたくないときは、刺されたときも蜂の巣の駆除をするときも自腹を切るのがいちばんです。

ただ、蜂の巣の駆除をするときは、かなりの高額になるときもありますから、まずは業者に見積もりをとってもらうことをおすすめします。

また、迷ったときは市役所に相談をするなどして、一人で抱え込まないようにしましょうね。

あなたにとって最良の結果になることを祈っています!

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