おからパウダーと大豆粉の違い 代用できる?糖質は?





おからパウダーが人気のようで、今は手に入らない状況のようです。という我が家では注文してから、一ヵ月近くかかりました。

おからパウダーが手に入らず、調べてみると、似たような「大豆粉」がありましたが、おからパウダーと大豆粉、最近では豆乳おからパウダーもありましたので、直接キッコーマンさんにお聞きしました!

また、ダイエットで気になる糖質はどうなっているのでしょうか?

おからパウダーが手に入らないときに大豆の粉で代用できるのか、調べてみました。

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おからパウダーと大豆粉の違いは?

では、おからパウダーと大豆粉の違いを見ていきましょう。

おからパウダーとは、おからの水分を抜いて乾燥させたもので、サラサラしていて粉状になっています。

一方、大豆粉(だいずこ)とは生の大豆を粉末状に挽いた粉です。

おからパウダーと大豆粉は同じ?

おからパウダーも大豆粉も原料は同じ大豆ですが、作られ方が違います。

おからパウダーはおから(大豆から豆乳を絞ったあとの残りかす)であり、作られる時に加熱されています。ざっくりいうと大豆を煮て出来た水分が乳で、残りがおからなんですね。

大豆粉は、生の大豆をそのまま挽いている事から未加熱という事になります。調理する際、生の大豆を摂取するとお腹の調子を壊したりするとの事ですので、大豆粉を使う時には加熱するといいそうです。

どちらも大豆から作られているのですが、作られ方が違う為カロリーや栄養成分に違いがあるようです。
100gあたりの栄養成分です。

おからパウダー 大豆粉
カロリー 350 466
タンパク質 24.6 39.8
脂質 15.8 22.5
糖質 5.9 15.4
食物繊維 45.2 13.2

(参考:日本食品標準成分表2015年版)
このように見ると、大豆粉はタンパク質のみ、おからパウダーに勝っている事がわかりますね。

おからパウダーと大豆粉の糖質の違いは?

おからパウダーも大豆粉も低糖質と言われていますが、上の表から見ると、おからパウダーのほうが低糖質ですね。数字で一目瞭然です!

カロリーでいうと、

  • おからパウダーは350キロカロリー
  • 大豆粉466キロカロリー

私たち日本人の主食であるお米は168キロカロリーとの事でした。

意外にカロリーを見ると炭水化物で有名なお米はそこまで高カロリーではないのかな?という印象を受けますが、100グラム当たりの計算なので、実際の量はお茶碗に軽く一杯の量という事になります。

私は毎日お米を食べますが、食品のあらゆる100グラムを目安として大体これくらいを知っておくことはとてもいい事だなと思います。そして、糖質量でいうと

白 米 茶碗一杯(150g) 55.1g
玄 米 茶碗一杯(150g) 53.9g
圧倒的にお米は高いですね…
ダイエット目的であればおからパウダーをお勧めしますが、ほどほどにしてくださいね。

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おからパウダーの代用で大豆粉でも大丈夫?

これまでおからパウダーと大豆粉のそれぞれの特徴や違いを書いてきましたが、そもそも同じ大豆から出来ているという事は、糖質やカロリーを気にしなければある程度似たようなものではないか!

私のように、思われる方も多いと思います。

初めてどちらかを使用し料理される方にとっては成分も含め、お値段も気になる所でしょう。

そこでスーパーやネットにて調べてみました。

おからパウダーが1kg600円~
大豆粉は1kg1000円~

というような感じです。

大豆粉の方が高い理由は、製造方法にも書いてある通り大豆そのままをダイレクトに粉末状にしている為、栄養成分がそのままという所がおからパウダーより高いとのこと。

おからパウダーの代用で大豆粉でも大丈夫です!ただし、料理によってはうまくいく場合と失敗する場合があるそうなのでご注意を…

クックパッドにて、皆さんが作っている様々な料理を表で見てみましょう!

おからパウダー 大豆粉
・スコーン ・パンケーキ
・チヂミ ・クッキー
・お好み焼き ・お好み焼き
・蒸しパン ・蒸しパン
・チキンカツ  ・ワッフル
・唐揚げ ・唐揚げ
・ハンバーグ ・肉団子

このような感じで、割と同じ料理でもおからパウダー・大豆粉両方を使ったレシピが多い印象でした。

おからパウダーで料理して失敗する可能性があるというのは、スイーツ系でパンやケーキなどのフワフワ・モチモチ感は小麦粉に含まれる「グルテン」という成分が出しているので、スイーツを作る時にはおからパウダーや大豆粉とホットケーキミックスなどを組み合わせて調理しましょう。

小麦粉と同じような感覚で使うには、揚げ物の代わりに使ったりしてみてください

豆乳おからパウダーとおからパウダーの違いは?

現在、キッコーマンさんにお聞きした結果、回答が届きました。

「豆乳おからパウダー」は、弊社豆乳の製造過程で出来たおからです。
その為、商品名を「豆乳おからパウダー」としておりますが、
他社のおからパウダー同様、乾燥させてパウダー状にしたものです。
しかし、製造者によって使用大豆の種類や製法等も異なりますので、
栄養成分に関しましては、同じにはなりません。

弊社の「豆乳おからパウダー」の特徴と致しましては、豆乳の製造過程で外皮や胚芽等を
取り除いておりますので、キメが細かく、滑らかなものです。
水を加えるとクリーミーになり、卯の花などに使用すると他社のおからパウダーより
トロっと仕上がりますので、美味しく召し上がれるレシピは少し異なるかもしれません。
弊社の「豆乳おからパウダー」はキメが細かく、滑らかで、青臭さが少ないことから、
飲み物に混ぜたり、ヨーグルトにかけたり、味噌汁等に混ぜてお召し上がりいただけます。

うーん、あまりほしい回答ではなかったですが、豆乳からおからのは同じですし、豆乳は、豆腐の元とおからができるので、ほとんど変わりがないということになります。

成分については、使っている豆によって違ってくるので、多少は違いが出ますが、おからパウダーと豆乳おからパウダーには違いがないですね。

まとめ

今回のテーマはおからパウダーと大豆粉の違い。代用や糖質は?でした。

どちらも低糖質で小麦粉の変わりに使え、ダイエット効果があるのは、おからパウダーですが、代用できるます。

糖質制限ですが、小麦粉(パン・うどん・ラーメン・ピザなど)を摂取すると、血糖値が急上昇し血糖値が上がると身体は糖を脂肪に変えて体脂肪として体に蓄える働きがあります。

血糖値が急上昇すると、今度は急降下するという風に働き、頭がボーっとしたりイライラしたりといった症状が引き起こされると言われています。

唐揚げやお好み焼き、ケーキやパンなどが好きな方にとっては自分の好きなものが食べられないとかなりストレスを感じる事になることがあるので、今回のおからパウダーや大豆粉は体に優しく、食べる事が大好きな方の強い味方であると言えます。

料理がお好きな方、ダイエットを考えている方、健康意識が高い方などの参考になれば幸いです。

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