にしむくさむらいの月や由来!覚え方は簡単!地域で違う?





カレンダーがないと今月が何日まであるのか、わからなくなることもありますよね。

そもそもどうして毎月の日数が違うのか、由来も気になります。

月の覚え方に「にしむくさむらい」という言葉があります。

「にしむくさむらい」は語呂合わせなのでなんとなく覚えたけど、由来まで知っている人は少ないでしょう。

そこで今回は、「にしむくさむらい」の由来や覚え方をご紹介します。

月は単純に30日と31日の繰り返しではないので、覚えにくいです。

月の覚え方は「にしむくさむらい」の他にも子供でも簡単に覚えられる方法もあるのでご紹介します。

この記事を読んで月の由来や覚え方をお子さんと一緒にマスターしてみましょう。

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にしむくさむらいの月は?

にしむくさむらいとは語呂合わせで意味は、2月、4月、6月、9月、11月のことを表しています。

現在日本で使われている暦では、一年の月が31日まである月と30日までの月がランダムに並んでいます。

また2月は基本的には28日ですが、4年に1度やってくるうるう年は29日になります。

31日まである月は大の月と呼ばれていて、それ以外の30日や28日29日の月は小の月と言います。

「にしむくさむらい小の月」という風に覚えるので、1ヶ月が30日や28日、29日の月である小の月の覚え方です。

小の月を覚えていれば、それ以外の月は大の月になるので片方を覚えていれば便利です。

にしむくさむらいの由来は?

ひと月の日数が30日31日の交互ではなく、毎月の日数に慣れるため、にしむくさむらいという語呂合わせができました。

現在では一般的な1月~12月のグレゴリオ暦ですが、日本では明治5年から現在まで使われています。

もともと太陽の昇り沈みで生活していた日本人にとって、西洋式の暦やカレンダーはなじみにくく、慣れるまで時間がかかりました。

太陽の昇り沈みは太陰太陽暦と呼ばれ、1ヶ月を月が満ち欠けする周期に合わせます。

その当時は天体の月が地球をまわる周期は約29.5日で、1ヶ月を30日までと29日までの長さの月を作って調節し、30日までの月を「大の月」、29日までの月を「小の月」と呼んでいました。

しかし、地球が太陽のまわりをまわる周期は約365.24日で1ヶ月が30日と29日の繰り返しでは暦と季節が次第に合わなくなってしまいます。

季節と暦を調整するために毎年次年の大の月と小の月の並びを替えたり、1年を12ヶ月の年や13ヶ月の年にしたりして対応していました。

そこで明治5年にグレゴリオ暦を導入し、現在のように31日、30日の月と2月を29日か28日として調整しています。

1月から順番に31日と30日の月が交互にくればわかりやすいですが、現在の暦では7月8月は続けて31日までになっていてわからなくなってしまいますよね。

グレゴリオ暦の元となったユリウス暦の頃には、1月から31日と30日を順番よく交互に並べ、2月を29日として、うるう年の2月のみ30日にしていました。

しかし、その時に皇帝であったアウグストゥスが自分の誕生日である8月がその前の暦を制定したカエサルの7月よりも日数が短いことを嫌ったことで8月が31日になっていると言われています。

したがって、8月も31日になったことで、2月は28日(うるう年は29日)になりました。

このような由来があって7月8月が31日と続くので、覚えにくくなっています。

そこで交互ではない毎月の日数に慣れなかったため、にしむくさむらいと語呂合わせにして覚えるようになりました。

にしむくさむらいの覚え方

にしむくさむらい小の月と覚えます。

  • に=2月
  • し=4月
  • む=6月
  • く=9月
  • さむらい=11月

これが大の月31日ではなく小の月30日までであることを表しています。

2月は28日か29日で小の月になります。

さむらいの11月の由来は、11を漢字で書くと十一となり縦に並べると「士」という文字になることからこれをさむらいと呼びました。

簡単な語呂合わせなので、一度覚えてしまうと頭の中に残りますね。

ただ、地域性があるのか私はこの語呂合わせは、知りませんでした。

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にしむくさむらい以外の覚え方はある?

こぶしを使った覚え方があります。

こぶしを握った時に指の付け根にできる山とその山の間にできる谷を見ます。

山の月は大の月、谷の月は小の月になります。

人指し指側から1月(山)、2月(谷)、3月(山)、4月(谷)、5月(山)、6月(谷)、7月(山)になります。

7月は小指の付け根の山になって、そこから折り返して人指し指側の方に戻ってきます。

つまり、8月はもう一度小指の付け根の山になって、9月(谷)、10月(山)、11月(谷)、12月(山)となります。

数える方向と7月、8月が同じ山になることには注意しなければいけませんが、こぶしを出せば思い出せる方法です。

私は、小さい頃にこの方法で覚えたので今でもしっかり覚えています。

にしむくさむらい まとめ

にしむくさむらいの語呂合わせは、1年のうち2月、4月、6月、9月、11月の小の月であることを表しています。

大の月が31日で、小の月はそれ以外の28日、29日、30日です。

にしむくさむらい小の月と覚えてしまえば、残りの月は全て大の月なのでわかりやすいです。

また、

  • に=2月
  • し=4月
  • む=6月
  • く=9月
  • さむらい=11月です。

11月は11を漢字で書くと十一となり、これを縦に合わせると漢字の「士」となることからさむらいと読むことができるのです。

月の日数の覚え方は、他にも握りこぶしを作った時にできる骨の凹凸を使った方法もあります。

普段使う何気ない暦には深い歴史がありますが、どちらの方法でも一度覚えてしまえば、忘れることはありませんね。

参考にしたURL
http://www.ita.ed.jp/edu/nariges/zencho/h29/h29jicho20_syounotsuki_171127.pdf
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9A%A6

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