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「ネギを食べると貧血になる」「ネギを食べ過ぎると中毒になる」…
そんなウワサを耳にしたこと、ありませんか??
いろんなメニューに入っているし、ネギをたっぷり使った料理は人気がありますよね!
でも、そんなウワサが本当ならちょっと怖いですよね。
そこで、本当のところはどうなのか調べてみました。
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ネギを食べ過ぎると貧血になる?
まずは気になるのが「ネギを食べ過ぎると貧血になる」というウワサ。
これは、はっきり申し上げると「可能性は低い」と言って良いです。
おそらく、イヌ・ネコがネギ類を食べることで引き起こされる「タマネギ中毒」のことが原因で、このようなウワサになってしまっているのでは無いかと思われます。(詳しくは次の項で説明します)
この「タマネギ中毒」は、「タマネギ、ニンニク、ニラなどのネギ属に含まれるアリルプロピルジスルファイドなどがヘモグロビンを酸化させることにより、溶血性貧血を起こすことによるもの」とされているので、おそらくここが「貧血」のウワサの発生源なのでしょう。
ネギを食べ過ぎるとタマネギ中毒!量はどのくらい?
”タマネギ中毒(タマネギちゅうどく、onion poisoning)とは、タマネギなどの摂食を原因とするイヌ、ネコや、ウシなどの食中毒のことである。
サルなどは、用量依存性の障害が生じる事はあっても(過剰に摂食し過ぎると障害が起こる。人も同様)、いわゆる低用量で障害を起こすようなタマネギ中毒にはならないとされる。”
(Wikipedia より引用)
ここにある「過剰な摂取」の量がどれくらいなのかは、具体的には定められていません。
この説明自体にも「症状の重さに対する摂取量と体重の相関関係は明確になっておらず、動物の種や個体差にもよる。」とありますので、そのイヌ(またはネコ)がどれくらいの量を食べると症状が出るのかは、それぞれ違うようです。
当然ながら、どんな食べ物であっても常識の範囲を超えた「過剰」な量を食べ過ぎれば、体に不調が生じたりしますよね。
生ネギ?加熱したネギが中毒になる?
ところで、ネギに含まれる「アリシン」は、動脈硬化に対抗する助けとなったり、脂肪塊を縮小させたり、抗酸化作用・殺菌効果・血行促進・疲労回復作用などがある、素晴らしい栄養素の一つです。
とても体にいいのですが、刺激が強く、摂取しすぎると胃腸にいる腸内細菌類も殺してしまうため、胃腸障害を引き起こしやすいともされています。
特に生の状態だとその効能は強いとされ、生の状態でも放置すれば徐々に失われてゆき、水にさらしたり、加熱調理したりすると分解されていくとのこと。
つまり「生のネギを大量摂取すると、お腹を壊しやすい」ということですね。
おそらく、よほどの量を食べ過ぎなければ大丈夫かと思いますが、心配な場合は、生でも「しばらく空気・水にさらして」から食べれば安心ですし、さらに「加熱調理」してしまえばもっと安心です。
確かに、大量にネギを使った「ネギ焼」なんかを食べても、それでお腹を壊した!という人に出会ったこと・聞いたことはありません…。
ネギが入ったスープは大丈夫?
スープのような状態だと「エキスが大量に含まれているのでは?!」と心配になる方もいるかもしれませんが、前述の通り「加熱」している状態ならばアリシンは分解されているので大丈夫と言えます。
むしろ、ネギは人間にとってとても身体に良い栄養がたくさん含まれている野菜なので、スープにして摂取するのはメリットだらけです。
アリシンだけでなく、多くのビタミンやカルシウム、葉酸、βカロテンなどを含み、昔から「風邪に効く」と言われる、身体に良いという意味では代表的な野菜ですよね。
ですので、ネギの入ったスープも安心して飲んでいいと考えて問題ないでしょう。
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ネギ食べ過ぎ貧血になるまとめ
いかがでしたか??
「ネギを食べ過ぎると貧血になる、中毒になる」と耳にして不安になっていた方も、少しはホッとされたのではないでしょうか。
ネギは薬味・臭み取りとして重要な野菜ですし、いろんな料理にも合うマルチプレーヤーです。
身体にもとてもいい野菜ですので、積極的に摂取してください。
ただし「ネギだけでお腹がいっぱいになるほど食べ続ける」といった食べ方だけはしないように…。
適切な量で健康的に、美味しくネギをいただいてくださいね!
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