壁のカビの落とし方は重曹やエタノール酢のどれ?ヤニも取れる?





梅雨の時期が近づいてくると、カビのことが気になってきますが、換気不足や結露、漏水を主な原因として、1年中発生し、広がります。

特に、小さな子供や高齢の方がいらっしゃる家庭では、壁のカビを見つけたらすぐに取り除きたいですよね。

今回は壁のカビの落とし方を紹介します。

カビは、アレルギー性鼻炎やガンの原因になることもあり、とても怖い菌です。

カビの除去に良いとよく耳にする、重曹、エタノール、酢のどれが一番カビに効くのか調べてみました。

また、重曹、エタノール、酢を使ってヤニを落とせるかも調べてみました。

一番効果のある方法で、部屋のカビやヤニを除去していきましょう!部屋をきれいにして、家族の健康を守っていきましょうね。

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壁のカビの落とし方で重曹、エタノール、酢どれが一番良い?

実は、この3つを組み合わせて使う方法が、一番効果があります。

なぜなら、この3つは、それぞれカビに効く効果が違うからです。

では、重曹、エタノール、酢のそれぞれの効果について説明していきます。

重曹

重曹は、この中で一番カビに効きます。

研磨効果を持っているので、カビの根を切り取り、カビ菌の増殖を防いでくれます。

カビを除去する力が、エタノールや酢に比べて、とても強いのです。

しかし、重曹はカビの菌の増殖を防ぐことはできるのですが、カビの菌の数を減らすことができません。

そう、殺菌効果がないのです。

ですから、黒いカビを取り除くことができても、カビの胞子が残ってしまい、またすぐにカビが再発してしまうのです。

エタノール

重曹にはない殺菌効果があります。

カビの臭いも除去してくれます。

しかし、エタノールだけをカビに吹きかけても、表面のカビは殺菌することができるのですが、カビの菌を根こそぎ落とすことができません。

カビの菌が持っているタンパク質の働きを抑えたり、殺菌したりする効果があります。

しかし、酢は、人間の身体に入れても害のないものですから、殺菌効果がとても高いわけではありません。

カビの菌に吹きかけても、85%しか効かないと言われています。

このように、重曹、エタノール、酢のどれかだけを使って、カビを撃退することはできません。

しかし、この3つを組み合わせて使うと、それぞれの持っている効果を活かすことができ、カビを撃退することができるのです。

それでは、重曹、エタノール、酢の3つを使った、壁のカビの落とし方をみていきましょう。

壁のカビの落とし方は?

壁のカビは、重曹、エタノール、酢の3つを使って落としていきます。

カビが生えている場所の様子に合わせて、落とし方を変えてみてください。

壁のカビが軽いとき

用意するもの】

  • 酢(50ml)
  • 重曹(小さじ1)
  • 水(100ml)
  • ぬるま湯(42度) 100ml
  • エタノール(消毒用)適量
  • スプレーボトル(3本)
  • 雑巾(未使用)2枚
  • マスク
  • ゴム手袋

下準備】

  1. 酢と水をスプレーボトルに入れ、よく混ぜ合わせておきます。
  2. スプレーボトルに、重曹とぬるま湯を入れて、よく溶かしておきます。
  3.  エタノールをスプレーボトルに入れておきます。

落とし方】

  1. 下準備①のスプレーをカビが生えた壁に吹きかけます。
  2. 5分間放置して、雑巾で拭き取ります。
  3.  下準備②のスプレーを同じ場所に吹きかけ、別の雑巾で拭き取ります。
  4.  下準備③のスプレーを同じ場所に吹きかけ、殺菌し、乾かします。
  5. れで、カビを落とすことができます。

この方法で取れない場合は、放置する時間を増やしたり、この手順で繰り返し行ったりしてみましょう。

また、カビがひどい場合は、次の方法を試してみましょう。

壁のカビがひどいとき

【用意するもの】

  • 酢                適量
  • 水                適量
  • 重曹               適量
  • 酸素系漂白剤(衣類用の粉末タイプ) 適量
  • エタノール(消毒用)        適
  • スプレーボトル          2本
  • 歯ブラシ             1本
  • ラップまたはキッチンペーパー   適量
  • 雑巾(未使用)           3枚
  • マスク
  • ゴム手袋

【下準備】

  1. 酢を2~3倍の水で薄めて、酢水スプレーを作ります。
  2. 重曹と酸素系漂白剤を1:1の割合で混ぜ合わせ、重曹ペーストを作ります。ここに、水を少量入れて、ペースト状にしていきます。水の分量に気を付けて、ゆるくなりすぎないようにしましょう。

【落とし方】

  1.  酢水スプレーをカビの生えている場所に吹きかけます。
  2. 5分間放置し、雑巾で拭き取ります。
  3. 歯ブラシで、重曹ペーストをカビ部分に塗りこみます。
  4. 上からラップまたはキッチンペーパーを使って、湿布します。
  5.  ④の状態で、2~3時間ほど放置します。
  6.  先ほどとは別の雑巾で、水をよく絞り、拭き取ります。
  7.  別の雑巾で、乾拭きします。この時に重曹が残らないように気を付けましょう。カビが再発する原因になります。
  8. エタノールを吹きかけて、殺菌をします
  9. そのまま、乾かし、完成です。

このように、酢、重曹、エタノールの順番でカビを落としていくと、それぞれの効果が活かしきれ、カビを落とすことができます。

ぜひ、試してみてくださいね!

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壁のヤニを落とす方法は?

重曹、エタノール、酢を使って、壁のヤニを落とすこともできるのでしょうか?

実は、タバコの煙などで部屋の壁に付いてしまったヤニを落とす時も、重曹、エタノール、酢は大活躍です。

しかも、どれか1つだけを使って、ヤニを落とすことができます。

それでは、重曹、エタノール、酢それぞれのヤニを落とす方法を紹介していきます。

重曹を使う場合

重曹は、ヤニの粘着性を分解して、汚れを落としてくれます。

汚れがひどい時は、重曹をおすすめします。

【用意するもの】

  • 重曹      1カップ
  • ぬるま湯(45度) 2カップ
  • スプレーボトル 1本
  • 雑巾      1枚

【落とす方法】

  1.  重曹とぬるま湯をスプレーボトルに入れて、よく溶かします。
  2.  ①をヤニの気になる部分に吹きかけます。
  3.  雑巾で拭き取れば、汚れを落とせます。

エタノールを使う場合

エタノールは、ヤニに含まれるタールなど酸性の油汚れを溶かす性質を持っています。

特に、ヤニの臭いが気になる場合は、エタノールがおすすめです。

【用意するもの】

  • エタノール(消毒用) 適量
  • 雑巾        1枚
  • スプレーボトル   1本

【落とし方】

  1. エタノールをスプレーボトルに入れて、ヤニの気になるところへ吹きかけます。
  2. 雑巾で拭けば、汚れを落とせます。

酢を使う場合

家にあるもので簡単に掃除をしたい時は、酢がおすすめです。
汚れが軽い時は、酢で落とすのが良いですよ。

【用意するもの】

  • 酢        100ml
  • 水        400ml
  • スプレーボトル  1本
  • 雑巾       1枚

【落とし方】

  1. スプレーボトルに酢と水を入れて、酢水スプレーを作ります。
  2. ①をヤニの気になるところに吹きかけます。
  3. 雑巾で拭き取れば、汚れが落ちます。

ヤニの状態によって、それぞれの方法を試してみてください。

どの方法を使っても、部屋の壁はきれいになりますよ!

壁のカビの落とし方まとめ

今回は、壁のカビとヤニの落とし方について紹介しました。

カビの場合は、重曹、エタノール、酢の3つを組み合わせて落とす方法が効果的です。

ヤニの場合は、重曹、エタノール、酢のどれを使っても落とすことができます。

部屋に付いてしまったヤニの状態を見て、どの方法が適しているのか考えてみてくださいね。

カビもヤニも、重曹、エタノール、酢を使えば、簡単に落とすことができます。

家族の健康を守るためにも、見つけたら早めに除去していきましょうね!

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