松茸を切ってみたら「中が茶色い…これって食べて大丈夫?」と不安になったことはありませんか?
高級食材だからこそ、ちょっとした変色にも敏感になりますよね。
せっかく手に入れた松茸、捨てるのはもったいないけど、万が一体調を崩したら…と悩む気持ち、すごく分かります。
結論、松茸の中が茶色のときは、腐っていません!
この記事では、「松茸の中が茶色くなる原因」や「食べられるかどうかの判断ポイント」、さらに「調理で美味しく活かす方法」まで、実体験も交えながら丁寧に解説していきます。
読み終える頃には、「これは食べてもOKなやつかも!」と自信を持って判断できるようになりますよ。
ぜひ最後までご覧くださいね。
松茸の中が茶色は腐っていない!
松茸の中が茶色だった場合、食べれるかどうか、気になるところ。
新鮮な松茸と腐っている松茸の特徴をまとめてみました。
新鮮な松茸 | 腐っている可能性のある松茸 | |
---|---|---|
見た目(外側) | ハリがあり、カサにツヤがある。色も均一。 | しなびている。カサに黒ずみやシミ、カビが見える。 |
香り | 松茸特有の芳醇な香りが強い。 | 酸っぱい、カビ臭い、アンモニア臭など異臭がする。 |
触感 | 軸が硬く、弾力がある。全体がしっかりしている。 | ブヨブヨしている。水分が出てぬめりがある。 |
中身の色 | 真っ白〜薄いベージュ。スジや変色なし。 | 茶色〜黒ずんでいる。断面にスジ、変色あり。 |
断面の状態 | ぎっしり詰まっていて空洞がない。 | スカスカ、空洞がある。繊維がバラける。 |
味や調理後の香り | 調理すると香りが一気に広がる。味も濃厚。 | 香りが弱い、または不快な匂いがする。味がぼやける。 |
松茸の外見は茶色ですが、縦に切ってみると中は白いです。
新鮮な松茸は、断面が真っ白で水分をたっぷり含んでおり、ハリがあります。触ると弾力があり、スカスカしていないのが特徴です。
この白い部分が茶色になっていると残念ながら痛んでいます。

しかし、少しでも食べられる部分はないか気になりますよね。
松茸の中が茶色や虫食い・黒い斑点のときは食べれる?
松茸の中が茶色でも食べられるかどうかについて詳しく解説します。
①茶色い部分があっても大丈夫な場合
松茸の中が茶色くなっていても、必ずしも「食べられない」わけではありません。
たとえば、軽く色づいている程度であれば、香りや弾力がしっかり残っている場合がほとんどで、十分美味しく調理して食べられます。
特に、収穫後すぐに調理できなかった場合や、数日冷蔵保存していた松茸は、少し中が茶色くなっていることがあります。これは「酸化」が主な原因で、味や香りに大きな影響がなければ問題ありません。
また、天然の松茸は個体差も大きいため、収穫直後でも中心がうっすら茶色いこともあります。見た目だけにこだわりすぎず、状態を総合的に判断するのが大切です。
私も以前、実家に送ってもらった松茸が中ちょっと茶色っぽくて心配になったんですが、焼いて食べたら全然美味しかったですよ。むしろ香りが濃くて、「当たり」でした(笑)
②食べない方がいい状態の見極め
一方で、中が茶色い場合でも、食べない方がいいケースもあるので要注意です。
特に以下のような状態が見られる場合は、食べるのをやめておいた方が無難です。
状態 | 食べない方がいい理由 |
---|---|
中が真っ黒に近い | 腐敗が進んでいる可能性が高い |
ぬめりや異臭がある | 雑菌が繁殖している恐れがある |
軸がスカスカで中身が崩れる | 内部の劣化が進行している |
カビが生えている | 有害なカビ毒のリスクあり |
見た目が少し悪いだけなら食べられることもありますが、変な匂いやヌルヌル感があれば即アウトです。
「なんかおかしいかも…」と感じたら、無理して食べないようにしましょうね。
③香りと触感から判断するコツ
松茸の中が茶色いとき、「食べられるかどうか」を見極める最大のポイントは「香りと触感」です。
松茸特有の土っぽくてスッと鼻に抜ける香りが残っているか、まずはチェックしてみてください。香りが飛んでいたり、酸っぱい匂いやカビっぽい匂いがするならアウトです。
次に、軸の部分を指で軽く押してみましょう。しっかりとした弾力があり、ブヨブヨしていなければ大丈夫な可能性が高いです。
反対に、指がめり込むように柔らかくなっていたり、水がにじむような感覚がある場合は、すでに劣化が進んでいます。
私は、焼く前にいつも「クンクン&プニプニ」チェックをしてます(笑)これ、松茸に限らず、キノコ系は全部この判断が効きますよ!
④食中毒リスクの有無
松茸そのものは、毒性のない安全なキノコですが、状態によっては食中毒の原因になることがあります。
特に注意が必要なのは、保存環境が悪く、雑菌が繁殖している場合です。高温多湿で放置された松茸は、内部に見えないカビやバクテリアが増殖しているかもしれません。
そうなると、胃腸炎や下痢、嘔吐などを引き起こすリスクがあります。特に子どもや高齢者は体への影響が大きく出やすいので注意が必要です。
また、見た目がセーフでも、明らかに匂いがおかしい場合は、加熱しても菌が死なないこともあります。だからこそ、五感を使った判断が本当に大事なんです。
「念のため食べない」という選択も、食の安全ではとっても大事ですよ!
この松茸のように茶色の斑点程度であれば、問題なく、虫食いで虫が食べた後です。
もし、虫食いに気づいたときには、細かくさいて、塩水につけてみてください。
虫が出てきたら、取り除ければ、食べれます。
また、茶色の斑点は虫食いなので気になる人は食べない方がいいでしょう。
はじめて、松茸ご飯をしようと思いますが、松茸を割いたら茶色いのです。食べられるのでしょうか?又どのような食べ方が良いでしょうか?大変困ってます。どなたか、知恵をお貸しください‼宜しくお願いしますm(__)m
この松茸のように笠の部分から茶色のものは食べない方がいいでしょう。
松茸もシイタケなどと同様にきのこなので鮮度が落ちると茶色っぽくなります。
他にも松茸は香りが特徴であるのに、酸っぱい臭いがするものは腐っています。
松茸を普段あまり見る機会がないとどれが正しいのか見分けるのは難しいですよね。
腐っているのか見分ける時はきのこと同じように色や臭いで判断してみて下さい。
松茸の腐ると酸っぱい臭いがする
せっかくの松茸が中まで全体的に茶色になり、酸っぱい臭いがしていたら腐ってしまっていて、食べられません。
松茸は人工的に作られているしめじなどのきのこと違い、天然のきのこなのでどうしても虫が付いてしまいます。

また松茸は菌からできているため、時間が経つとカビが生えてしまいます。
カビなどのアレルギーのない人で、少しの白カビ程度であればその部分を切り取って食べることができます。
鮮度が落ちるときのこ特有のぬめりも出てきますが、キッチンペーパーで拭き取れるくらいのぬめりであれば食べられますが、全体的にぬめりがある場合は食べない方がいいでしょう。
普通の松茸に比べて少しでも鮮度が落ちているなと感じたら、よく加熱して食べるようにしてくださいね。
自分の目でみて選ぶ時の参考にしてください。
次に、最近はスーパーに並ぶ松茸も外国産のものが増えてきました。
国産に比べて安く買えるので、私も食べてみたいなと思いますが、味がどうなのか気になりますよね。
各地域の特徴をまとめてみます。
- 芳醇な香りが高い
- 歯切れがよい
外国産の松茸は、輸入するのでやはり鮮度が落ちてしまい香りが低いものが多いです。
市場に出回る外国産の松茸はほとんど中国産ですが、中国産以外の松茸も国産松茸に似たものがあるので、スーパーなどで見つけたら比べてみて下さい。
松茸の中が茶色いときの調理法と活用アイデア
松茸の中が茶色いときの調理法と活用アイデアについて紹介します。
では、見た目より「美味しさ」に集中していきましょう!
①加熱調理で美味しく食べる方法
中が茶色くなってしまった松茸は、生食には向いていませんが、加熱調理をすれば旨味を引き出すことができます。
特におすすめなのは「ホイル焼き」や「網焼き」などの香りを閉じ込める調理法。加熱することで香りが引き立ち、茶色い見た目も気にならなくなります。
調理前に汚れを軽く拭き取り、薄くスライスすることで、加熱ムラも防げて食感がよくなります。
ポン酢やすだちを添えれば、多少鮮度が落ちていても美味しく食べられるので安心です。
「これはちょっと古いかな…?」ってときこそ、火を通す調理法が強い味方になりますよ~!
②松茸ご飯に使う場合の工夫
茶色い松茸は「松茸ご飯」にしてしまうのがいちばんおすすめです。
ご飯と一緒に炊くことで、香りや風味がご飯全体に移り、少し熟成が進んだ松茸でも美味しく仕上がります。
ただし、炊く前に一度さっと炒めて香りを引き出しておくと、より味が際立ちます。風味が飛びやすいので、醤油ベースのしっかりした味付けが◎。
ご飯に色がついてしまうのが気になる場合は、白松茸と混ぜて使うことで見た目もバランスが取れますよ。
私は冷蔵庫でちょっと放置しちゃった松茸で松茸ご飯を作ったんですが、家族から「今日の松茸、香りすごいね!」と褒められました(笑)
③土瓶蒸しで風味を楽しむコツ
松茸といえば、やっぱり「土瓶蒸し」。これ、茶色い松茸でも全然イケます!
むしろ、少し香りが濃くなっている分、出汁に移る風味が強くて美味しさが増すことも。
鶏肉や海老、ぎんなんなどと合わせて出汁を取れば、松茸の香りがスープ全体に広がって、贅沢な一品になります。
ポイントは、具材を入れる前に松茸を軽く湯通ししておくこと。えぐみや濁りが取れて、土瓶蒸しがすっきり仕上がります。
ちょっと見た目が茶色くても、土瓶に入れてしまえば全然気になりませんからね(笑)
④炒め物や天ぷらへの応用
中が茶色い松茸は、強火でさっと炒めたり、天ぷらにするのも相性バツグンです。
たとえば、バターと醤油で炒めれば、お酒のアテにぴったりの一品に。香ばしさと松茸の香りがマッチして絶品になります。
また、天ぷらにすればサクッとした衣に包まれて、見た目の茶色さもカバーできます。中からふわっと香りが立って、食欲をそそる味わいに仕上がりますよ。
「これはどうしようかな…」と思ったときは、油や熱を使った調理にすると、見た目も香りもグッと良くなります。
うちでは「茶色くなった松茸は炒めてビールのお供」っていうのが定番です(笑)
松茸の中が茶色のときまとめ
松茸の中が茶色いと、驚いたり不安になる方も多いと思います。
ですが、すぐに「腐ってる」と決めつけず、香り・触感・見た目を冷静にチェックすることが大切です。
少し茶色くなっていても、調理次第でとても美味しくいただけることもあります。
判断に迷ったら、無理に食べず、安全を最優先にしましょう。
この記事が「これって大丈夫?」と悩んだときの判断材料になれば嬉しいです。
