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あなたが久しぶりにお子さんの習字セットを確認したら、固まった筆したら見つかったといったことはありませんか?
カチカチになっている筆が出てきたらビックリしますよね。洗うべき?と思いつつ、筆の状態によってお手入れに悩むこともありますよね。
学校によっては「洗わないでください」と言う場合もあります。あなたの小さい時はどうでしたか?実際には筆は洗うなどのお手入れは大切です。
大きさによってもお手入れ方法が違う筆。
固まった筆をどうやって洗うことがベストなのか。
洗った筆をどのように整えることが良いのか。
大切にしたいからこそ、長持ちさせる方法はどうすれば良いかなど悩む時の参考になれば幸いです。
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開いて固まった筆を簡単に洗う方法は?
あなたが見つけた時、開いて固まった筆を何とかしたいと思いますよね?固まってしまった筆だからといって、もう使えないと言うことはありません。
慌てて水洗い?と思うかもしれませんが、筆の扱いは慎重になりましょう。
太い習字用の筆の場合
1.30℃〜40℃くらいのぬるま湯で洗います。同じ温度のぬるま湯を洗面器などに溜めても良いのですが、簡単に洗うとしたら流す方が良いでしょう。
2.温度を設定したら「根元からほぐす」ことが大切です。設定した温度に筆を当て、穂先は触らず根元の部分を重点的にほぐす形で何度も洗います。何度洗っても墨は出ますが、できるだけ根気よく続けることが大切です。
3.溜めておいた場合ではどの程度墨が落ちたか分りにくいので、洗い流す方がベストですね。
4.徐々に墨が薄くなり、固まった部分もほぐれてくるでしょう。水で落とす方法はおすすめしません。
5.極端固まった場合には、洗面器などに40℃くらいのお湯を用意して、20分〜30分浸けておいてか「根元からほぐす」方法で洗い流しましょう。
細い筆の場合
細い筆の場合は、洗い流してはいけません。
半紙(書道紙)かティッシュに、水を用意して数滴垂らします。何度か穂先を整えるように、回転させながら慎重に墨を拭き取りましょう。
固まった部分が多い場合は、水を太い筆と同じ温度にして垂らす量も少し変えると良いですね。何度か穂先を整えるように回転させながら、慎重に墨を拭き取りましょう。
墨が溜まりやすい部分は、ほぐれないように薄くなるまで転がせば大丈夫です。
※ここで注意なのですが、あまりに固まって落ちないからと洗剤は使わないようにして下さいね。
筆を洗った後に整える方法は?
太い筆の場合、洗い終えた筆は優しく根元から絞るように穂先へゆっくり整えます。
ぎゅっと絞ったりすると穂先から割れてしまうので、ゆっくり雑巾など筆用に専用な布を用意しておくと便利ですね。
固まった筆を根元からぬるま湯で洗ったら、そっと雑巾で1回〜2回雑巾で穂先を引き抜きます。
そして根元から穂先へゆっくり整えましょう。
もちろんそれだけでは乾きませんから、筆用の筆掛けなどがあれば掛けて乾かします。ただ、筆掛けなどはあまり持っていませんよね?
私の場合は、靴下などをかける洗濯バサミがたくさん付いている、靴下ハンガーを代用として使いました。雑巾も一緒にかけることができるので、垂れる心配も必要なかったですね。
直射日光が当たらず、風通しの良い場所でバランスの取れるところに吊るしておきましょう。
根元から穂先へときちんと整えてから干すことが大切です。
筆が乾いてくると洗いきれていなかった墨が、再び出てくることがあるかもしれません。もう1度同じ方法で洗うと良いですね。
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筆を長持ちさせる対処法は?
必ず何本も筆を持っているとは限りません。大切にしたい筆ですから、固まったりしないように筆はどのように長持ちさせると良いか。
一番大切なことは、習字など一度使ったら洗うといった習慣をつけることが大事です。
反対に長持ちしない、痛めてしまうのでは?と思うかもしれません。ところが墨はすぐ固まってしまうものなので、使ったら洗うことが一番といえます。
私の小さい時は小学校で自分で墨を作ったりしました。墨をコツコツ作ることが楽しかったですね。
墨汁には油煙や松煙といった、動物の骨や皮などから抽出した膠(にかわ)というゼラチンのような物質が入っています。服などに付いたらなかなか落ちませんよね。
気を付けながら筆は2度洗いすると良いですね。洗った後に乾かさないでそのまましまってもいけません。そのまま固まった状態になってしまいます。
洗い方は同じなのですが、乾いた頃にもう1度繰り返すと長持ちさせる対処法になります。
筆を扱う時のまとめ
筆が固まった場合、諦めて諦めて新しくする前にまずお手入れですね。
服につかないように気を付けながら、ここなら大丈夫といった場所で良いでしょう。
あなたがお子さんの書道セットを頻繁に覗くことも大切です。
会話の中で「今日は習字の時間はあったの?」などを聞いて、使ったら洗うといった習慣をつけると良いでしょう。
そっと扱うことは大切なので、落ち着いた時に洗ったり干したりすると良いですね。
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