蚊の寿命!部屋や車は?気温も関係する?





夏のイメージが強い蚊ですが、春や秋でも蚊に刺されることはありますよね。

夏に殺されなかった蚊が秋まで生きているのか、蚊は冬にはどこにいるのか気になります。

そこで今回は、蚊の寿命や蚊は部屋や車の中でも生きていけるのかご紹介します。

蚊は世界中で2500種類もいると言われています。

日本でよく見られる蚊も3種類いてそれぞれ生態が違います。

また、成虫のメスとオスでも違いがあるのでご紹介します。

蚊に刺されると痒くなったりするだけでなく、感染症などの病気になる可能性もあります。

誰でも蚊には刺されたくないですよね。

もちろんこの記事では普段の生活の中で蚊に刺されないようにするための方法についても説明しています。

蚊の特徴を知って、駆除や対策をして家族みんなが蚊に刺されないようにしましょう。

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蚊の寿命は?

一般的に吸血する成虫の蚊は1~2ヶ月程寿命があります。

環境によって寿命は変わってくるのか、くわしくご紹介します。

蚊の寿命【部屋・家】

多くの蚊は15℃以上であれば吸血し、26~31℃で最も活動します。

夏場の室内はちょうど蚊にとって最適な空間で、最大限寿命を全うできます。

冬場の室内も15℃以上あれば、蚊にとっては生活できます。

つまり、一度家の中に入れてしまうと殺さない限り2ヶ月近く家の中に存在してしまいます。

蚊の寿命【車内】

車内においても15℃~31℃くらいであれば蚊は活動します。

人が乗っている環境では、蚊も活動していますね。

蚊は気温が35℃以上になると活動しなくなりますが、死ぬことはありません。

しかし、車を止めて閉め切ってしまうと夏場の車内は40℃や50℃まで上がることもあります。

温度が40℃や50℃になると蚊はすぐに死んでしまいます。

私も実際、夏場の車内に死んだ蚊を見つけたことがあります。

蚊の寿命はオスとメスで違いがある?

蚊の寿命はメスの方が長いです。

吸血するのはメスだけで産卵のための栄養源にしています。

一方オスは、花の蜜などを吸って生活しています。

オスは羽化して数日の寿命しかありませんが、メスは1~2ヶ月くらい寿命があります。

メスは、この1~2ヶ月の間に数回産卵し、1回の産卵で100~200個くらいの卵を産みます。

これだけの卵を産むので蚊を見つけて殺しても次から次に姿を現しますよね。

次にオスとメスの見分ける方法は、触角を見ます。

触角に鳥の毛のようなふさふさした羽毛状の毛がはえているのがオスで、メスはあまり毛がはえていません。
またメスの方がオスに比べ、少しおなかが出っ張っています。

http://www.mushitec-fukushima.gr.jp/qa/2014/06/post-33.html

オスの蚊は吸血しないので殺すのはかわいそうで、見分けてあげたいですが、およそ体長が5mmほどの蚊なので飛んでいる一瞬では見分けられないですね。

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蚊の冬の寿命は?

冬でもチカイエカという蚊の寿命は1ヶ月くらいあります。

「アカイエカ」「チカイエカ」「ヒトスジシマカ」の3種類が日本でよく見られる蚊です。

同じ蚊でも種類によってさまざまな冬の越し方がありますので詳しく説明します。

まずアカイエカの場合、秋ごろに羽化したメスだけが成虫になり休眠しています。

基本的に休眠するのは、山にある洞窟のような湿った薄暗いところですが、家の床下、物置小屋の隅などでも休眠していることがあります。

このアカイエカは、特徴の一つとして家の中にも入ってきて、家の中では押入れ、クローゼットの隙間などに潜むこともあります。

冬でも暖かくなる部屋の中では、アカイエカが活動し始めてしまうこともありますね。

また、メスは冬でも成虫の状態で存在していますが、アカイエカのオスは寒い環境の中では生きていけないので冬を越せるものはいません。

チカイエカは他の種類の蚊よりも寒さに強く冬も休眠することなく、オスメスどちらも成虫の状態で活動しています。

このチカイエカは主に街中のビルの浄化槽や汚水槽、地下鉄の線路にある溝など水気の溜まる場所で発生します。

極端に氷点下や真冬のような寒さの中では動きは弱くなりますが、冬でも外より温かい地下鉄やオフィスなどの発生源の近くでは人を刺して吸血することがあります。

最後はヤブ蚊とも言われることがあるヒトスジシマカについてです。

ヒトスジシマカは、ほんの少し水の溜まった場所があれば卵を産むことができるので、卵のままで何ヶ月もの冬を越します。

冬の間姿を見せて吸血することはありませんが、ヒトスジシマカの卵は乾燥に強いので冬の乾燥した環境でも過ごせます。

冬の間は、休眠している種類の蚊がいるので、少なく感じていますが、活動している蚊もいるので気は抜けませんね。

蚊は夏より春秋が危険?

近年の温暖化で春や秋の時期の方が蚊が活発に活動する気温の日が多いので刺されやすくなります。

蚊といえば夏のイメージですが、最近の真夏は40℃近い日が多いですよね。

気温が40℃近いと蚊は死んでしまうので、私も最近は真夏に蚊を見ることが少なくなりました。

蚊の活動温度は15℃~31℃くらいで35℃以上になると活動は弱まります。

春や秋でも30℃近くになる日も多く、蚊が活発に活動しています。

蚊に刺されると刺された部分が痒くて困りますが、蚊に刺されたことで感染病にかかることもあり危険です。

蚊によって感染するデング熱やジカ熱は、対処法としてウィルスに効くワクチンなどがありません。

感染病は夏に限らず蚊が存在する春や秋でもかかる可能性はあります。

感染症にかからないようにまず、蚊に刺されないように気をつけることが大切です。

蚊対策!

蚊に刺されないようにするための対策についてお話しします。

まずは蚊を発生させないための対策です。

蚊は水たまりに卵を産み繁殖していきます。

家の周りに水たまりを作らないことです。

家の周りでは植木鉢の皿や古タイヤの溝、外に放置している不用品などがあれば、定期的に水が溜まったら捨てるなど駆除しましょう。

次に家の中に蚊を入れないための対策です。

網戸や防虫網を使ってなるべく蚊が入ってこないようにします。

蚊は二酸化炭素や周りより温度の高いところに集まる習性があるので、部屋の中の風通しを良くしておきます。

部屋の中では、昔ながらの蚊取り線香や電子蚊取り、スプレータイプなど好みで選ぶことができますので、置いておきましょう。

また、人の出入りのある玄関やベランダに殺虫剤を置いたり撒いたりすると蚊が近づきにくくなります。

私も玄関とベランダに置いていますが、置いている方が蚊の部屋に入ってくる回数は少ないと実感しています。

外出する時は、できる限り肌の露出の少ない服装にしたり、忌避剤を塗って出かけるようにします。

最近では、洋服に貼れるシールタイプや手首や足首に付けられるリングタイプのものもあるので家族にあったものを見つけてみてくださいね。

蚊に刺されると痒いだけでなく、感染症など怖い病気にかかってしまうこともありますので、夏だけでなく年間を通して対策していきましょう。

参考にしたURL
https://www.earth.jp/gaichu/knowledge/ka/
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB
http://www.mushitec-fukushima.gr.jp/qa/2014/06/post-33.html
https://fumakilla.jp/foryourlife/46/
https://misuzu-eco.com/?page_id=701
https://takakura.co.jp/note/mosquito/

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